My Favarite Album(その1)

 ゲストブックのsatoさんのリクエストにお答えして、私の好きなジャズアルバムを何回かに分けてご紹介します。私のコレクションはやはり圧倒的にサックス中心のものが多いので、ご了承いただきたいと思います。
尚、年代、ジャンルなどは、順不同でばらばらになっています。なにぶん個人的な物なので参考になるかどうかはわかりませんが…


1.Full House/Wes Montgomery
 私が最初に聞いたジャズ・ギターのアルバムがこのウェスの「A Day In The Life」というCTIレーベルのものでした。それ以来ずっとこの人のファンです。右手親指一本でピッキングしているなんて信じられないくらい凄いです。

2.Study in Brown/Clifford Brown
 トランペットはまずこのクリフォード・ブラウンを聴いてください。21歳でデビュー、25歳で交通事故で急逝するまでの4年間しかジャズシーンにいなかったにもかかわらず、大いなる影響を残した天才トランペッターです。ちなみに私はエマ―シー・レーベルの10枚組コレクションを持ってます。

3.Undercurrent/Bill Evans&Jim Hall
 これは私の個人的な想いでのアルバムです。ビル・エヴァンスとジム・ホールが2人だけのコラボレーションを収めた美しいデュオです。このアルバムに入っている「Romain」という曲と同じ名前のジャズ喫茶が私の高校時代に水戸市にあり、良く通ったものでした。今でもあるのかな?

4.Night of Ballads&Blues/McCoy Tyner
 マッコイ・タイナーというと、どうしてもコルトレーン・カルテットをイメージしてしまうのですが、このアルバムでは、ピアノ・トリオでスタンダードを演奏しています。非常に気に入っているアルバムの1枚です。

5.Cool Struttin'/Sonny Clark
 ブルーノート・レーベルに残された名盤のひとつだと思います。これも良く聴きました。アート・ファーマー(Tp,Flh)や、ジャッキー・マクリーン(As)を知ったのも、このアルバムが最初でした。

6.1958Miles/Miles Davis
 コルトレーンとキャノンボールを擁した黄金期のマイルス・グループの演奏が聴けます。マイルスは、いつの時代でも最先端にいた人だと思います。常に最新のリズムや和声を取り入れ、時代と共に前進していた、それこそが「帝王」と言われたゆえんではないでしょうか?

7.Charlie Parker On Savoy〜Master Takes
 私は、プレイヤーを目指していた頃、一時期かなり変わったレコード(当時はLP)の聴き方をしていたと思います。あまり耳コピーが得意でなかった私は、このアルバムなどは、カセットにダビングして毎日起きてから寝るまで楽器を手元において、1フレーズずつコピーしては、合せて吹くという事を一月くらい繰り返していました。その甲斐あってか、しばらくすると楽器を使わなくても楽譜におこせるようになりました。約20年くらい経った今でもパーカーフレーズはコード進行に対するアドリブの考え方の基本だと信じています。

8.Juju/Wayne Shorter
 ウェイン・ショーターをはじめて聴いたのは、確か'78年だったと思うのですが、ウェザー・リポートの来日公演でした。それ以来一時期、かなりはまってアルバムを買いあさりました。その中でも彼独特のモード奏法が聴ける この「ジュジュ」のような初期のアルバムが好きです。ミルトン・ナシメントと共演した「ネイティブ・ダンサー」もいいですよ。

9.Straight Ahead/Count Basie Orch.
 やはりビッグ・バンドの基本はカウント・ベイシーです。特にこのアルバムはやっと去年待望のCD化されました。全曲サミー・ネスティコによるアレンジで楽譜も出版されているため、プロ・アマ問わずどんなビッグ・バンドでも必ずこのアルバムの曲を取り上げるほどの超定番です。是非聴いておいてください。

10.SuperSax Plays Bird
 スーパーサックスは、チャーリー・パーカーの残したアドリブ演奏をハーモナイズしてサックス5人+3リズム+ゲストという編成で聴かせてくれるアンサンブル・ユニットです。ただでさえ難しいパーカー・フレーズを5人のサックスプレイヤー達が一糸乱れぬアンサンブルで、迫力ある演奏を聞かせてくれます。


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