MOTOさんの
きまぐれTokyoライブレポートVol.1

 ゲストブックで、よく発言を頂いている「MOTOさん」から最近の新宿ピットインのライブレポートを頂きました。MOTOさん、掲載にご協力頂きありがとうございました。このページのTokyo特派員として今後のレポートもよろしくお願いしたいと勝手に思っております。
 なお、皆様の投稿もお待ちしております。
この記事に関するご意見、ご感想はゲストブックへお願い致します。


 サックス愛好家の皆さん、こんにちは。ロングト〜ン、してますか〜?
さてサックスといえばジャズ。ジャズを聴くなら、たまにはライブに行ってみよう!
ということで、久々に新宿ピットインに行ってきました。
お目当てはこの2人のサックスプレイヤーです。

☆3月12日(金)

梅津和時(as,ss)村上ポンタ秀一(ds)ポール・ジャクソン(el-b)

 これはすごかった。3人は海外演奏活動も豊富な、まさに百戦錬磨の強者達ですが、この組み合わせはなかなか見られないでしょう。
 当日はエリック・ドルフィーとオーネット・コールマンの曲を中心にした内容でしたが、リーダーが梅津さんですから当然ただではすみません。アルトの絶叫超速フレイズにからむ村上ポンタ秀一の変幻自在のリズム。ポール・ジャクソンの巨体ならではの遠雷のように低く轟くベース。
 それぞれが繰り出す技は、ハイテンション&ハイレベルで、しかも余裕すら感じさせます。…とゆーか、ラストの曲とアンコールまで皆さん実は体力を『セーブ』していたのでした。さすがベテラン。おそるべし(笑い)。
 そのラストから2曲は熱狂のファンクナンバーで、3人のプレイも最高潮に達し、満員の客席も大興奮。実に大満足のライブでした。
 ちなみにビールを飲み、くわえタバコでタイコを叩くポンタさんはテレビではお見せできないカッコ良さでした。


☆3月17日(水)

川嶋哲郎CD『エターナル・アフェクション』発売記念ライブ
川嶋哲郎(ts,ss)石井彰(p)安カ川大樹(b)井川晃(ds)

 CDは発売日に即買いました。CDでの共演者はケニー・バロン(p)など外人でしたが、こちらは皆日本人。どうなるのかと思っていたら1曲目からドラムが元気で、あおることあおること!ベースもよく歌っていていい感じです。
 川嶋哲郎さんのテナーはちょっとかすれた音色で渋く太く、サブトーンのコントロールが抜群!皆シーンとして、聞き惚れてしまいました。シーンと客席が静まり返ったのには別の理由があって、当日の観客は……なんと約10人!客席ガラガラです。楽しみにしていたこのライブ、メンバー全員の演奏も良い。だけど客少ない!なんでみんな聞きにこないんだぁー!とちょっとガッカリ。
 なんでかなージャズ人気ないんかなー。むかしのジャズもええけど、いまの演奏も聞かな〜。な〜?とここだけ関西弁。
 いま話題の綾戸智絵さんのように超満員のライブもあれば、さみし〜のもある。客に媚びる必要は全くないけれど、この違いはなに?……と、ちょっと考えさせられることでした。
 綾戸さんといえば、おととい彼女の2nd CD『YOUR SONGS』を買いました。聴きながら泣いていると、すげーカッコいいサックスが入ってるじゃーないですか!誰だこれ!と、ライナーノーツを見たら…川嶋さんでした。

それでは皆さん、たまにはライブに行きましょうね!せーの、『イェ〜!』。


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