第4回 リードを削る
前回書いたように、せっかく買ったリードもそのままでは一箱の半分も使えません。ひどい時には1枚も使えないこともあるわけです。捨てるのももったいないですし、置いておいても鳴るようになるとは限りません。ダメもとで削ってリードのバランス調整にチャレンジしてみましょう。
用意するもの
・耐水性研磨紙(水ペーパー)
400番(荒削り用)600番、800番(仕上げ用)―金物屋さんで売ってます
・安全かみそり(女性の無駄毛処理用のアレです)
比較的良いバランスのリードと削るポイント
良いバランスのリードとは?
・左右対称
・根元から放射状に山形のように薄くなっている
削り方の注意
水ペーパーは水分で湿らせて、薄い部分をこすって削ります。どの程度削るのかによって番号をつかい分けます。
かみそりはリードにかるく直角に当て、根元や厚い部分を削ります。
どちらの場合もリードの繊維の向きにしたがって、根元から先端に向かって片道通行で削ってください。必ず少しづつ削って、そのつど吹いて実際の鳴りを確認します。
先端の(1)の部分や、腰と呼ばれる(4)の部分は、全体のバランスを壊してしまいますので極力触らないようにしてください。
中高音が鳴りにくい、つまる
(2)と(3)の左右の両サイドのバランスを取ります。ほとんどの場合この部分のバランスを調整することによって状態が改善されるはずです。中低音が鳴りにくい、反応が悪い
(5)の部分を削ります全体的に硬い
平らな面の上に水ペーパーを敷きリードの裏面を削ります。力を均一にかけ均等に全体を削ります。ある程度、削り方を覚えたら、あとは経験とカンがものをいいます。
失敗を恐れずにどんどんトライしてみましょう。※お詫び・・・このページをMacでご覧になられていた方、数字部分が文字化けしていたようです。11/20訂正致しました。謹んでお詫び申し上げます。