第11回 リガチュア

 今回は、マウスピースにリードを取り付けるための締め金(リガチュア)にこだわってみましょう。こんな小さなパーツひとつでも吹奏感や、音の響きがまったく変わってしまう物なのです。


皆さんはどんなリガチュアをお使いですか?

 楽器についていたもの、買ったマウスピースについていたものなど、そのままでも良いのですが、いろんなメーカーから工夫をこらした多彩なリガチュアが発売されています。

私の使っているリガチュア
リガチュア
左からロブナー/エディー・ダニエルズ・モデル、ハリソン・ハーツ、ウッド・ストーン(石森)

  リガチュアは、単にリードを取り付ける道具としてとだけではなく、音色に大きく関係する物として認識されています。材質、仕上げ(銀や金メッキ)、ねじの本数、固定方法、上締めか下締めかなどによってびっくりするほど音色や、息の抵抗感が変化します。

 基本的には、良くリードが振動して、響きが楽器に伝わりやすい物、息が入れやすい物の方が良いとされています。
私の経験では、下締めよりは、上締めのほうが、ラッカー仕上げよりもメッキ仕上げのほうが、良い響きが得られるようです。

 どんなリガチュアを選んだら良いのか?というと、とにかく自分の楽器持参でお店に出かけて片っ端から実際に吹かせてもらい、自分の好みで気に入った物を選ぶ、としか言いようがありません。

 ただ、見ただけではわかりません。ルックスも大事な要素ではありますが、音重視で選びましょう。
中には、充分マウスピース一本買えてしまうくらいの値段のする物もありますので、お財布の中身も充実させていきましょう。平均すると6千円から1万円前後という所でしょうか。
 最近は、上締めリガチュア用のキャップもたくさん見かけるようになってきました。一緒に購入されておくと良いでしょう。


ポイント リガチュア選びのポイントは、自分の使っているマウスピースのサイズに合っているかどうかです。ハリソン・ハーツなどの金属製の場合は、セルマー用とメイヤー用ではマウスピース自体の太さが違うので品番が変わってきます。良く確かめてから買ってください。

 あれこれ、リガチュアを探すのも楽しいものです。あなたもちょっとした出費で、気分転換と音に対する認識を新たにしてみてはいかがですか?

 ここで思いついたのですが、リガチュア・アンケートを実施したいと思います。あなたのお使いのリガチュア、おすすめのリガチュアをゲストブックにお書き込み下さい。尚、製品を比較したりする事はアンケートの趣旨ではありませんのでご注意ください。あくまでも統計的な人気投票です。ご協力よろしくお願いします。


リガチュア・アンケート集計表

4/24 現在 解答者25

メーカー名 得票数
ウィンスロー 3
ウッドストーン 2
H.B.  
オットーリンク 3
オペラ 1
オレッグ  
セルマー 2
ボナード  
ハリソンハーツ 5
バンドレン 5
クランポン  
B.G. 4
ヤナギサワ 1
ベイ 1
ヤマハ 1
ロブナー 6
メイヤー 2

ミュージック・トレードにあったメーカー名です。
この他のメーカーも、もちろん受付けます


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